By: land-eye 有効: 4月 11, 2016 In: BLOG Comments: 0

損益分岐点売上高とは、売上高がそこを越えれば黒字になり、
それ以下だと赤字になる売上高のことです。

経営者ならば、誰でも知りたい売上高ですね。

さて、どうやって出すのか?

近著「崖っぷち社員たちの逆襲」WAVE出版 4月22日発売
は、小説ですから楽しく読みながら自然と身につくようにしていますが、
ここでの説明では、どうしても無味乾燥になってしまうのをお許しください。

まず、経費を売上高と連動する経費と売上高とは連動しない経費に分けます。
仕入経費は、通常売上高と連動しますね。
他に何がありますか?
これは業種で大きく異なりますが、
この売上高と連動する経費を「変動費」と言います。

次に、売上高と連動しない経費を考えます。
人件費は、売上高と連動しない場合が多いですが、
タクシー業界や生命保険では、歩合制ですから売上高と連動しますね。
これも業種で大きく異なります。
この売上高と連動しない経費を「固定費」と言います。

貴方の会社でも、この「変動費」と「固定費」が決まれば後は、
足し算、引き算、割り算だけです。

売上高に対する変動費の比率を計算します。
変動費÷売上高=変動費比率

ここまで大丈夫ですか?

この変動費比率を 1 から引いた数字。例えば変動費比率が0.8だった場合ならば0.2を
「限界利益率」と言います。

固定費は、出していますね。

固定費をこの「限界利益率」で割った数字が損益分岐点売上高になります。
例えば固定費が100万円ならば
100万円÷0.2=500万円・・・・これが損益分岐点売上高ですね。

~会社のお金とマーケティングの基礎知識が自然と身につく一冊~
「崖っぷち社員たちの逆襲」
お金とお客を引き寄せる革命 セレンディップ思考
WAVE出版 1,620円 4月22日発売

~原稿を読んだ編集者が泣き、ゲラ刷りを読み終えたベテラン出版社営業部長が涙した~
この話は、実際にあったことなのですが、同じように貴方の涙腺を刺激するのかは、
分かりません。
店頭に並んだら、手に取ってご覧頂ければ幸いです。現在、印刷製本の真っ最中です。

人生は、出会いと喜びに満ちています。
それは、誰にでもセレンディピティーがあるからでしょうか?