By: kojima 有効: 12月 29, 2016 In: BLOG Comments: 0

大阪に単身赴任していた頃、自分の住まいの近くにクリーニング屋さんが

ありました。

春も終わろうとする日曜日に映画を観る予定を立て、出掛ける途中にある

クリーニング屋さんに寄ってから映画に行こうと、今年はその役目を終えた

セーター1枚を手に立ち寄りました。

見ると「半額セール」のポスターが貼ってある。^_^

セーターを出すと、

「兄ちゃん、あのな半額セールは、2枚で1枚の値段なんや。1枚では半額にならんのよ」

「はあ〜、そうですか」映画の時間も迫っているし通常料金でもいいや。と思っていると

大阪クリーニング屋さんオバちゃんは、間髪を入れず

「兄ちゃん、私待ってるさかいに家に戻って部屋にあるセーターもう一枚持っといで」

有無を言わさない迫力でした。

「オバちゃん、僕の部屋に来た事無いよね」などとの心の呟きなど無力です。

ダッシュで家に帰って、とにかくセーターをもう一枚持ってクリーニング屋さんに戻りました。

「なあ〜、あったやろ。良かったなあ。これで半額や」

大阪のオバちゃんは、人情に溢れ悪気は微塵も無く「親切」です。

こんな大阪嫌いではありません。