中学生くらいの少年がこちらの方を見ている。
電車の中で失礼な奴だ。
こちらの誰を見ているのか?
彼の視線はハッキリと私に向けられた。
そして、彼は席を立ち上がり私に向ってこう言った
「お座りになりませんか?」
ナナナ何という事か!
「大丈夫!気にされなくても良いよ。遠慮しておきます。」
まだ61歳、それでも彼から見れば年齢4倍か?
髭を伸ばし始めた為か、童顔だった自分が年相応に見られれるようになった。
悲しむべきか?喜ぶ べきか?は分からぬが、
今日も現役で仕事させて頂いている事。
そして、心優しき少年が居ることを喜ぶことにしよう。