納税が済んだら金融機関へ報告に行きましょう。
決算書が苦手な経営者が多いことを承知しています。
金融機関からの借り入れがあるのであれば、決算書が出来上がったら
必ず金融機関に決算書を持って報告に行きましょう。
金融機関の皆さんも昔と違って担保が無くても、貸出には前向きです。
あなたの会社に来る金融機関の担当者は、仮にその気があっても稟議書を
起こさなくては、貸し出しの決裁を貰えません。
稟議書を書いて貰うのに必要な3項目
1、企業情報のディスクローズ
2、今後の経営計画………厳密なものでなくても3年分は必要
3、実際の改善実績………売上でも利益でも経費の削減でも経営改善の良い徴候
決算書を持って行くというのは、この中の企業情報のディスクローズです。
決算書が苦手ならば、顧問税理士さんに同行して貰いましょう。
「決算書を作る」のには、大変な時間と労力が必要です。
しかしながら、「決算書を読む」は簡単な書籍で学べます。
足し算と引き算と割り算が出来たら理解出来ます。
拙著「崖っぷち社員たちの逆襲」でも学べますし、本屋には分かりやすい
決算書の入門書が並んでいます。
苦手な人は、食わず嫌いなだけです。
決算期を終えて、決算書を作って貰った経営者の皆さま。
そのままお蔵入りでは、勿体ないですよ。
今年は決算書を持って借入先の金融機関に挨拶に行かれませんか?
歓迎されることは間違いありません。