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認識を変えた先にあるもの

こんにちは、小島俊一です。
このビジネスレターは、小島とご縁のあった方々にお送りしています。

ビジネスのヒントとなるような、お役に立つ情報を毎月一度、お届けいたします。
お読みいただければ幸いです。

人の認識に関するたとえ話で有名なものに「コップの中の半分の水」があります。
ご存知の方も多いと思います。

コップに水が半分ある場合にそれを
半分残っていると認識するのか? 半分無くなっていると認識するのか?
どちらを認識するかで、ものの見方が変わってくるというものです。

今日は、その先のお話です。
人は意識したものしか見えません。見ていても意識に残りません。
毎日何度もスマホの画面をご覧になると思いますが、
トップ画面のアイコンを右上から順番に3個言えますか?

これに答えられる方は、極めて稀です。意識して見ていませんから、ほとんどの方が答えられません。
「見えていないものを見る」が今月のビジネスレターのテーマです。

コロナ禍で当たりの前ことが当たり前でない世の中になりました。
今夜寝る前でも、お風呂に入っている時でも良いので、
今日一日で幸せに感じたことを5つ思い出してみませんか?
どんな些細なことでも良いのです。

ご飯が美味しかった
風が爽やかだった
部下やメンバーが微笑んでくれた
仕事が上手く行った

これまで意識してこなかった幸せなことが思い浮かぶかもしれません。
そして、5つの幸せが見つかったら感謝する。
たったこれだけのことで、幸せの意識があなた脳を満たすようになります。

あなたの周りの人や社会が人生の味方であることを脳が認識できるようになれば、
困難な場面においても勇気をもって立ち向かってゆけるようなります。

この変化の時代に、自由と安全二つの選択肢がある中で安全ばかりを選んでいると、
実は返ってリスクが増すようになりました。
それは「安全」がこれまでの当たり前のことを前提にした安全だからです。

当たり前のことが当たり前でなくなったコロナ禍では、
経営者には変化に対して自由に柔軟に対応することが求められています。

「当たり前」を見直し「幸せ探し」をする毎日は
愚痴を言い続ける「不幸探し」よりも人生に良い効果をもたらすようです。

コップの半分の水の話で「残りの半分を満たすのは自分だ」と
力強く仰った経営者がおられたことを思い出しました。

今月もお読みいただきありがとうございました。

元気ファクトリービジネスレター第7号
2020年7月10日刊行