有名なこの室生犀星の詩は、このあとこう続く
故郷は遠きにありて思うもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
、、、、、、
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中学の時の還暦同窓会で故郷博多に帰りました。
同窓会も終えて翌日の
松山に帰る福岡空港で
「小島くー〜ん」と呼ぶ声が聞こえる。
こうして、名前を呼んでくれる人も少ない。
同窓生が声をかけてくれる。有り難いことです。
昨夜も二次会、三次会と午前様。
もう物故者も少なくない。
こうして定期的に元気に会えること
故郷博多の変貌ぶりを知ること。
掛け替えのない時間でした。
室生犀星がこの詩を詠んだ頃と今ではその様相が違っても
当たり前でしょうか。
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女性は歳を重ねても美しく
男どもは髪薄く、腹も出てだらし無く
また、集う日を楽しみに。