若い頃には、経験も想像もつかない愛の形。
もう、決して報われることはなくとも愛し続ける人の話。
還暦過ぎた職人の方。
誰もが唸る腕を持つ技を持つ。
お子さんも独立され、
奥様は、長年の介護の末に3年前に亡くされて、一人暮らし。
「今でも、あいつを想うと涙が出てくる」
「生まれ変わっても、もう一度結婚したいと頭を下げてお願いする」
とまで言われる。
僧侶には、こんなことを聞かれた。
「あいつにお経は聞こえたやろうか?」
「お経の意味は分かったやろうか?」
こんなにも深い愛
人を愛するのは年齢じゃない。