こんにちは。
心理学、カウンセリングで大きな功績を残された
故河合隼雄先生の著書の一部をご紹介しますね。
〜簡単に判断を下さず、人の心というものは
どんな働きをするのか、わかるはずがないという態度で接しているのである〜
(中略)
ここで一番大切なことは、
われわれが人の心を直ぐに判断したり、分析するのではなく、
それがこれからどうなるのだろう、と未来の可能性に注目して会い続けることなのである。
速断せずに期待しながら見ていることによって、今までわからなかった可能性が明らかになり、人間が変化してゆくことは素晴らしいことである
(中略)
「心の処方箋」は未知の可能性の方に注目し、そこから生じてくるものを尊重しているうちに、おのずから処方箋も生まれてくるのである〜
新潮文庫「心の処方箋」より引用
「人の心などわかるはずはない」は、
カウンセラーの端くれとして、
私がクライアントに接する時の姿勢です。
クライアントの話の中には、
私自身が納得いく話もいかない話もあります。
どちらのケースでも、その話に私は
「共感」はしても「同調」はしません。
誰にでも、その人にしか見えない景色や聞こえない音がありその人の言い分があるからです。
目の前のクライアントが描く景色や音を同じように私も感じて受け止めることが出来た時にクライアントの未知の可能性は開かれていくようです。
古今東西、人は自分を理解してくれた人にだけ心を開いていきます。
あなたの目の前の人が見ているもの
聞こえているもの感じているものは何ですか?
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