【咳をしても一人】
この表題の句は、
波乱の生涯の小豆島で終えた
流浪の俳人尾崎放哉(おざきほうさい)の句です。
これほどに人の孤独を
吐露したものはないと思います。
ただ、「一人の孤独よりも、
二人の孤独の方が余ほど辛い」と仰った方もいます。
これもまた、真実の叫びだと思います。
「孤独は魂の故郷だ」
と言った作家も居ましたが、
寂しさに変わりはありません。
やはり人は、
誰かに繋がっている確かな感覚に癒しを感じるのかも知れませんね。
それでも
愛を失った孤独
雑踏の中の孤独
老いの孤独
病の孤独
いろんな形で人は孤独にさらされます。
瀬戸内寂聴の本の中にこんな一節があります。
〜孤独は普遍性を持ちながら、
あくまで個性的なものです。
(中略)
お互いに孤独だからこそ、さあ、
今、手を繋ぎ合いましょう。
あなたの孤独が私の孤独に溶け込み、
吸収されますように〜
光文社文庫 「孤独を生ききる」
一人で生まれ一人で死んでいく人間は
孤独であることを自覚して、
それを受け容れた時に初めて、
また他の人と深く繋がり合えるのかもしれません。
お忙しい毎日かと存じます。
秋の夜長、時には静かにゆっくりとご自分と繋がる時間を持ってみませんか?
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